モノの価値 ~それは誰の価値なのか~
あのねぇ。
「こんなのにこんな金額かかるの?!」
「こんなに高いの?!」
って言うけどさ。
それ、あなたにとっての価値じゃね?
あなたが使うわけでもないのにさ。
そりゃまぁ、
公的立場にある人間が、
税金使って色々やったら、納税者としては一言言いたくなるだろうけどさ。
「何故、それを選択したか」
「何故、それだけの金額(に限らず、資源全般含む)かかるのか」
その理由、根拠も提示されてないのに、あなたに判るんかい?
『判断つかねぇから、判断できる基準と根拠をよこせやゴルァ』
って吠えるならまだ解るけどよ。
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ものの価値ってのは、
「ソレ」を知ってる人間と
「ソレ」を知らない人間とを較べたら、
全くそぐわないものになる。
たとえばの話。
プロのロードレーサー(自転車のね)が乗っている自転車は、
普通に組んでもらうと、かーるく100万円を超える。
翻って、普段の生活で使うような自転車は、安いモノだと、1万円しなかったりする。
普段使いで自転車に乗ることしかしらない人が、
「ああ、あの自転車150万円だよ」
って言われたら・・・・
そりゃ、高いよねえ?
でも、大概の人は(というか、少なくともボクの周りの人は)、
その、高い自転車に乗ると、
「あぁ・・・こりゃ、違うわ」
と納得する。
体験しないとわからないものはイッパイあるから。
どれだけ説明してもわからないことはあるから。
だから、人の価値観が理解できなくても、
想像できなくても、それは当たり前のこと。
それでも、伝えようとしたり、理解しようとするから、
意味があるんじゃないんかな。
そう思うんですよね。