善意の罪悪 ~地獄への道は善意で舗装されている~
あのねえ。
「正しさ」「善さ」を個人の行動の理由にするのはいいんだけどさ。
それって、誰の正しさなの?誰の善さなの?
みんなにとって正しいこと、善いこと、となると相当狭いことになるし。
もしかしたら自分が、その「みんな」の中にはいってないかもしれない。
自分にとっての正しいこと、善いこと、だとしたら。それはあなただけのもの。
まして。
その自分の正しさが、善さが、どこから発しているのか。
己に問いかけもせず、疑いもせず、ただ闇雲に信じていたとしたら。
まさしく、その正しさ、その善意は。
ひょっとしたら地獄への道になり得るのだと。
余計なことをするな、と言うことじゃないよ。
もっと人はシンプルで。
素直に、思いついたことをすればいいし、
浮かんできたことを伝えればいいと思う。
だからこそ。
それが自分の思い込みでないのか。
自分のどこから発しているのか。
よーく、観察しておかないとなー、と。
そう思うんですよね。